(VOVWORLD) - アメリカ・ミネソタ州ブルックリンパークで、現地時間の29日午後、小型飛行機が住宅に墜落して火災が発生し、当局によりますと少なくとも1人が死亡しました。
ミネソタ州で小型飛行機が住宅に墜落し、大規模な火災が発生(写真:NBCNews) |
連邦航空局(FAA)によりますと、墜落したのは6人乗りのビジネス用小型機で、アイオワ州のデモイン国際空港からミネアポリスの空港に向かう途中、午後0時20分ごろに住宅に衝突しました。
ブルックリンパーク消防署によりますと、小型機に搭乗していた人物の中に生存者はいないということです。搭乗者の正確な人数は明らかになっていませんが、市の広報担当者がCNNに明らかにしたところによりますと、少なくとも1人の死亡が確認されています。
住宅に住んでいた人の中に死者は出ていません。現場の映像では、住宅が炎に包まれ、消防隊が拡声器で周囲の住民に避難を呼びかける様子が確認されました。複数の消防車が出動し、消火活動に当たりました。
消防によりますと、消防隊が現場に到着した際、建物はすでに激しく燃えていたということです。火が消し止められた後、小型機の残骸が確認されました。
現場近くに設置されていた防犯カメラ「Ring」の映像には、小型機が急降下する様子や、住宅街に衝突する音が記録されていたということです。映像を提供したシンディ・ライチューさんは、当初自宅のカメラに飛行機が映っていたとは知らなかったと話しています。
シンディさんによりますと、夫のカートさんと8歳の息子が自宅前でキャッチボールをしていたため、カメラが作動していたということです。
ミネソタ州のウォルズ知事はSNS「X(旧ツイッター)」で、自身のチームが地元当局と連絡を取りながら状況を注視していると述べ、現場で活動する救急隊員への謝意を表しました。
現在、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が詳しい原因について調査を進めています。(CNN.co.jp)